運営会社

仕事でお世話になった先輩で会社員だったかたは定年退職を、自営業だったかたは引退するような話を聞いたりSNSで目にする機会が年々増えてきた。自分は死ぬまで引退しないつもりでいるのだが、話しやすい雰囲気を心掛けないと現場の若い人から相手にされなくなってしまう可能性がある。そうならないうちに、自分なりの方法で「高齢者が働けて活躍できる制作業界の環境整備」を実現できたらなと考えるようになった。

ある時、経営者仲間の女性が「マイ・インターン（2015年公開の映画）のロバート・デ・ニーロ（シニアインターンを演じている）のようないい人いないかなぁ～」と言っていた。一度観たことある映画だったが、改めて観返してみた。

急成長中のファッションサイトの社長ジュールズが、ロバート・デ・ニーロ演じる70歳のベンをシニアインターンとして雇用する。ベンの穏やかな人柄と豊富な人生経験によって徐々に社内メンバーと信頼関係を築いていき、会社の急成長で気持ちや仕事が追い付かないジュールズに対しては、“最高の助言”をアドバイスする。次第に2人は心を通わせていくというストーリーだ。

定年退職後妻を亡くし時間を持て余しているベンが、毎朝ヨガをして決まった時間にスタバに通う、冒頭シーンからぐっと心をつかまれた。
「明日はわが身かもしれない…」

さて、「エグゼクティブ秘書」や「シニアインターン」を紹介するサービスはどうだろうか。電話やメール対応、スケジュール管理、来客応対、出張手配、会食手配、慶弔手配などの業務を担当する一般的な秘書ではない。ビジネスパートナーでありキャッチボール相手、伴走者である。

エグゼクティブ秘書になりえる「いいひと」とは、マネジメント能力やビジネススキルが高いことよりも人物面が大事だ。

「いいひと」とは

・明るく感情表現が豊かでユーモアがある
・会話のキャッチボールが楽しくできる
・安心して本音が言える

人である。世の中にたくさんいる気がする。

ビジネスでもプライベートでも長く付き合うパートナーとは「お互いに尊敬し信頼する」関係こそが大事だと思う。

まずは一つ、アウトプットできそうなことから一緒にはじめてみるのはどうだろうか？

この「いいひとレンタル」で、まずは「いいひと」に自分がなったり紹介したり、経験を積み重ね、AIにもできない、“最高のマッチングサービス”を目指していきたいと考えている。

2025年2月

いいひとレンタル代表

佐藤真也